きも。

というのは一旦置いといてですねぇ、えぇ。

自分としてはスラムダンクの山王戦ぶりに泣きましたね。何回読んでも目頭熱くなります。
悲しくて泣くんじゃなくて、感動と情熱を帯びてってやつですね。

あぁ、「マエストロ」いいマンガ。

昔っから熱血系のマンガ超弱いんですけど、マエストロはそのストーリーもキャラ設定も、オチも素晴らしかった。

作者はさそうあきらさん。さそうあきらさんといえば独特のやさしいタッチで多数マンガを書かれてる方です。「ミュジコフィリア」や「神童」なども音楽系のマンガですね。

マエストロはオーケストラの話なんですけど、ストーリーと布線、仕込みの裏切りが最高!

ストーリー
不況で日本屈指の交響楽団が解散! 食い詰めた連中が謎のジジイ、天道のもとに再結集。これは、身も心も音楽に捧げた者たちが、極上の「運命」と「未完成」を奏でる物語である。手塚治虫文化賞に輝いた傑作『神童』全4巻(小社刊)につづく、感動の音楽漫画です。

もういろんなところで布線がひかれてるんですけど、それが最期の落ちに見事につながっていきます。

天道っていう謎のジジイなんですけど、キャラがw

公園で若者にカツをいれるおっさんみたいな。通天閣のおっちゃんみたいなキャラなんですよ。でもすげぇ実力のおっさんで。正直こんなの面白いに決まってんじゃん、みたいな

あぁ、最近こんなおっさん見なくなったな。

それと香坂っていう第一ヴァイオリンでコンサートマスターのキャラが出てきます。

この天道と香坂のやり取りが絶妙なんだなぁ。最期のオチまでお笑い路線のやり取りがつづいて、人生の先輩に向かって呼び捨て。

天道!天道!

おいおいおいってツッコミたくなっちゃいます。

でも最期の最期に、香坂は「天道さん」って呼ぶんですよね。作品中そこだけじゃないかな、「さん」付けで呼ぶのは。

そこに香坂が天道に対して指揮者としして、人として、音楽家として尊敬してます感謝してますって感じられるんですよ。阿吽の呼吸みたいな。

あくまで、個人的な解釈ですけど。

で、ストーリーの中には作者さそうあきらさんの仕掛けがチラチラでてきます。

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これがまず布線として入ってくるんですけど、ピンとくる人は素晴らしいマンガ嗅覚です。

初めて読んだ時全然ピンとこなかったですもん、自分

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でこれが第2の布線。

オチは流石に読んでからのお楽しみですが、この布線がまさかの展開に

いやーさそうあきらさんのストーリー展開にいい意味で裏切られましたね。しかもこの第2のしこみが譜面の音符との比喩表現につながっていて、もう相当にオーケストラや楽譜に詳しくないと表現できないですよ。

「あとがき」で、さそうあきらさんがサラっと「指揮者のマンガを書きたかった」なんて書いてますけど、そんなレベルではないです。

いやーさすが映画化されただけあります。

そう、あの映画マエストロの原作でもあるんですよ、マンガマエストロ。西田敏行さんが天道役、松坂桃李さんですけどズルイよこんなの。

鉄板じゃん。

実はまだ映画チェックできてないので、内容はよくつかめてないんですけど、マンガの人情感とかオーケストラ感出てたら、また泣いちゃうね。

最近、自分の中の松岡修造のような熱いハートが欠けているあなたに、是非読んでいただきたいマンガです。最期は泣けます。

【追記】マエストロ各巻のあらすじと感想

2016/04/02記事更新しました。
マンガマエストロを更に細かく!各巻のあらすじと感想をサクッと追っかけてみます。

マエストロ第1巻 第1話集結~

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不況で日本屈指の交響楽団が解散! 食い詰めた連中が謎のジジイ、天道のもとに再結集。
これは、身も心も音楽に捧げた者たちが、極上の「運命」と「未完成」を奏でる物語である。
手塚治虫文化賞に輝いた傑作『神童』全4巻(小社刊)につづく、感動の音楽漫画です。

久々に部活の仲間が集まるノリっていうんですかね。そういうの好きですわ。でも、中にはまじめに部活しに来た人もいれば、知り合いだからみたいなノリで初めて合う人なんかいたりして 笑

みんなこんなガチでやるなんて微塵も思ってない所がウケます。そして登場人物の個人のストーリーも始まっていくところが1巻の読みどころですかね。

マエストロ第2巻 第8話ファゴットよ、届け!~

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破天荒な天道の指揮に翻弄される中央交響楽団の面々。しかし確実に彼らの音は、以前よりも輝きを放つようになっていった──。
極上の「運命」と「未完成」を求めて──! 西田敏行、松坂桃李が出演の映画「マエストロ! 」の原作本。装い新たに刊行!

まだまだ個人のストーリーは続きますよー。後半の香坂とあまねのやり取りはどこか切なさや哀愁を感じさせる展開。

これが親近感を感じさせながらもオーケストラで生きる人達の孤独感というか人間臭いところが描かれていて、なんか切なくなるっすねぇ。

マエストロ第3巻 第16話ピッコロと侍~

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西田敏行、松坂桃李が出演の映画「マエストロ! 」の原作本。装い新たに刊行!
天道の忌まわしい過去が明らかとなり、楽団員たちは動揺する。そして中央交響楽団は再び解散の危機に…。
しかし彼らは天道の音楽に触れたことにより「音楽は嘘をつかない」と知る。

もう天道の目的、第一巻と第二巻の布線が全てつながり結ばれる瞬間ですねぇ。もう第三巻は何度読んでも感動で目頭が熱くなります。

なんでしょうね、本当。

天道のキャラと実力が最後の最後でギャップとして映えるし、香坂もあまねも演奏者全員が本当の目的を演奏しながら気づき始めるとこなんかは、もうターニングポイント超えちゃってるから演奏するしかないじゃん!

みたいなもどかしさもあるので、感動しちゃうっすねぇ。

マエストロまとめ

短編マンガで感動と納得のオチを満足いくレベルで楽しませてくれるマンガですね。1時間で読みきれるボリュームもグッド!まとめ買いがオススメですよー