出だしから強烈でしたね。なんかガーンと頭殴られたというか。この本を知ったキッカケはイケダハヤトさんのブログでして、紹介の時からだいぶ気になっていたんですよね。

ストーリー

看護学科の高校3年生の×華(ばっか)は母親のすすめで産婦人科医院の見習い看護師として働くことになる。

中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い、生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。

「多くの人に教えたい、読んでほしい」回を追うごとに読者からの反響が大きくなっていった感動作、いよいよコミックスで登場!

作者は「沖田×華」。読み方はおきたばっかさん。作者のストレート過ぎるメッセージは夜のハローワーカーには刺さりすぎました。

もう日々、中絶だ、ピルだ、妊娠したとそんな話をよく聞くので、その度あーまじかー病院紹介するわー、相手何処いったー、相手だれだーなんて話をするので、結構ドライな考えになっとりました。

だからこそ、出産、子育て、家庭環境などの背景を、産婦人科での見習い看護師という視点で読めたのは心に響くものがありましたね。

特に第13話。

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内容は読んでからのお楽しみですが、この回の話は正直お酒飲んだ時によく聞くんですよ、女の子から。

家庭問題っていうんですかね。そういう子に是非読んでもらいたいなって。読み終わった時に純粋に感じましたよ。

この一話だけでも価値があるなぁ。

透明なうゆりかごの話ってなかなか聞かないというか、聞けない話ばかりです。なんか不謹慎な感じがして。

作者ももしかしたら書くことを悩んだんじゃないかななんて。あくまで推測ですけど。でも、沖田×華さんが伝えたかったことがまっすぐに表現してあって、感動しましたね。

レビューや感想でもでもストーリーに感動したとか、作者の「ばっか」さんの気持ちに共感できた等などたくさんの感想やレビューがよせられています。

ぜひ読んで欲しい一冊です。透明なゆりかごは全部で2巻の読み切りですよー!

【追記】透明なゆりかご 第3巻の発売日って?

透明なゆりかこの第三巻発売日は2016年4月13日です!これは楽しみですよね!発売されたら感想書いていきますね!

透明なゆりかご1巻の各話のあらすじと感想を更新しますよ!

まずは1巻の第1話から感想とか思ったこととか書いていきますね。

第1話 命のかけら

高校3年生の沖田ばっかは見習いとして、産婦人科医院でアルバイトを始める。

アウス(人工妊娠中絶)のお手伝いをしたり、出産の手伝いをして命の生まれる瞬間に立ち会ったりし沖田×華はアルバイトを続けていきます。

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やっぱりこれは衝撃でしたね。淡々と書いてありますがこれが現実なんだと。第一話でこの漫画の世界観がよくでてるんじゃないかなぁ。

第2話 野良妊婦

新生児の世話が楽しくなってきた沖田×華。

そんなある日、健康保険証も母子手帳も持っていない妊婦が出産後、突然姿をくらまします。

とまどう沖田×華・・・。更に追い打ちをかけるように新生児の原始反射も弱く、新生児の世話の怖さを知ることになります。

妊婦が突然姿を消した理由とは?

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これ看護師見習いではなくてもあせりますよね。

海外では保険料が高くて手術後や出産後に姿を消すといったことは聞いたことがありましたが、日本でもあるんですね。

勉強になる第2話でした。

第3話 保育器の子

沖田×華が働く産婦人科病院に捨て子が。

NICU(新生児特定集中室)もいっぱいで、面倒をみることに。

そんな捨て子の可愛さに沖田×華はメロメロになりしずしずと命名。その捨て子は誰が産んで、なぜ産婦人科病院に捨てられたのか?いろいろな感情が渦巻く展開になっていきます。

まさかの展開に思わず「えぇ!」。こんなことあるのかとびっくり。そして看護見習いの×華も人間ですから可愛がりたくなりますよね。

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いやぁ、でも最後は出産した人の気持ちになって考えてあげる、沖田×華は優しいなと思えましたね。

第4話 胎児の光

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避妊の作業をなぜめんどくさがるのか?素朴な疑問を持ちつつ業務に取り組む沖田。

そんなある日中学の剣道部時代の後輩島っちに再会する。

しかし再会の喜びもつかのま、島っちからとんでもないことを聞かされる。

女性が中絶で辛い、本音の気持ちとは?

この話はすごいメッセージが強いですよね。中絶してほしいと男性から言われた時の気持ちよりも、そのもう一歩先の女性だけが感じる気持ちを第4話で描いてあります。

第5話 透明な子

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本屋でなかよくしていた友達のカナちゃんと沖田が務める産婦人科医院で久々に再会した沖田×華。

カナちゃんは前のお父さんが暴力をふるったため、お母さんが再婚しているという家庭で育った環境の子供でした。

新しいお父さんの評判もわるくなく教育熱心だsと聞いていた沖田。

しかし、カナちゃんがなぜ産婦人科医院に来ていたのか?ちょっとしたことをキッカケに沖田はとカナちゃんの異変に気づいていきます。

大人からみた異常なことを子供は異常だと認識できない。気づいてあげることの大切さや、そのような悪いできごとをしっかりと教えて上げることが大切なのではと教えられましたね。

子供を「透明な子」にしないことが大切なのだと、勉強させられました。

第6話 母性について

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患者さんの永田さんが赤ちゃんをすり替えようとしていたということを知り沖田×華は動揺します。

「母性って等しく生まれてくるものでは?」そんな疑問を抱えていた時、半年前にお腹の中で突然死んでしまい子供なんていらないといっていた患者の後藤さんと院内で再会します。

しかも、妊娠5週目。

母性とは?現場で感じ思った本音の母性に迫ります。

いやーこの会は感動とか涙というより、女性にしかわからなない部分なのかと。

勉強になりましたね第六話。妊娠したら当たり前のように赤ちゃんが生まれてくるって、思ってましたし。

この経験を第六話でマンガで読めたのは貴重でした。

第7話 小さな手帳

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小学生の頃突然消えてしまった同級生ミカちゃんと再会。

そのミカちゃんがとてつもなく母子手帳にいろんなことを記入しているのを見て、沖田×華は手帳すぐに書き終わってしまうよ?と突っ込みます。

しかしミカちゃんは何冊でも書くよと。

母子手帳に込められたミカちゃんの過去、現在、母への気持ち。それは小さな手帳だからこそ伝わるのかもしれません。

第一巻の最終話、感動してウルっときました。素晴らしい締めくくりです!

ミカちゃんの家庭環境は母親がストレスでミカちゃんにDVをするのですが、そんな母でも母子手帳を読んで母が自分に対しての愛はあるんだと、確認するところから泣いてしまいましたね。

そんなことってあるの??と胸が痛くなるっていうんでしょうか?

もう説明はいいかと 笑

是非一度読んで見て下さいね。

透明なゆりかご 第2巻

分娩中の死亡事故。医師と看護師が取るべき対応は?

14歳の妊娠。産む、産まない? その決断は? 出産の付添い人・ドゥーラとは?

子供が嫌いな看護師・栗山さんが産婦人科医院に勤める理由は? 大反響を呼ぶ真実の産婦人科医院物語!!

第1巻よりももっと深く重いテーマに切り込んでいるというか、真実を更に積み重ねていった感じです。

ニュースや友達から話を聞くだけのことが多いですが、マンガでこういう描写を見ると

「あぁ本当にあるんだと・・・」

と実感。専門用語も飛び出してきて、勉強にもなりました。

第8話 産科危機

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旦那21歳、妻の陽子23歳、そして双子の初産といつもと変わらない浜田夫妻の出産の準備をしいざ出産へ。

しかし起こってはならない事態になります。

非常にまれな症状の「癒着胎盤剥離」による出血性ショックで陽子は死亡。

病院の対応は間違っていなかったのか?あと少し搬送がはやければ・・・。残された夫。そして、かけがいのない双子の将来は?

これ、漫画読んでる人の視点で、感情が変わってきますよね。浜田夫妻の視点からだとやっぱり憤りを感じますし、院長の視点でも、救急車の到着が遅れることへの怒り、沖田×華視点だといたたまれない気持ちなどたくさんの感情があふれてます。

第9話 初産指導

第9話初産指導
地元で有名な神楽田建設の神楽田家(かぐらたけ??)の奥さんの恵美さんは跡取りがなかなかできず悩んでおり、沖田×華が働いている産婦人科に治療で来院しました。

恵美さんは神楽田の跡取りを早く出産しなければというプレッシャーのため子宮卵管造影、ヨガ、漢方、ホルモン治療と治療を続けていた。
そして沖田×華が働くクリニックでの結果が旦那の方に原因があることがわかります。

旦那も一緒にクリニックで治療し、数ヶ月後恵美さんは無事妊娠。晴れて神楽家の嫁として責任を果たすことが出来てよかったと安堵し初産指導にも積極的に参加するよになります。

ところが、2ヶ月近く恵美さんは初産指導に来なくなります。恵美さんに一体何があったのか??恵美さんの子供は無事に出産できるのか??

いやー旦那さんダメでしょう。よくドラマの設定にあるような話ですが、これはだめでしょう。胸が痛くなりますよね。

こんな時状況だからこそ、母性は生まれるのかもしれませんね。

第10話 ドゥーラさん

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カナダ出身のケリーさんは日本では珍しいドゥーラという出産や中絶の時の付添いや産後のお世話をする人です。

ドゥーラはお金をもらうことがありますがケリーさんは全くのボランティア。

沖田はそんなドゥーラと初めて出会い、話をしていく中で、「流産」とは「出産時の孤独」にどう対応するのかを学んでいきます。

第10話、いい話でしたね。ドゥーラの目線で漢字の「流産」を理解してそれの本質というか意味を教えてくれるケリーさんの言葉はジーンと響きましたぁ。

自分もドゥーラについて第10話で知りましたが、勉強になりましたね。

第11話 不機嫌な妊婦

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いつも不機嫌で沖田×華に厳しく接していた安倍さおりさん。安倍さんに怒られ嫌われていき沖田×華は看護師としての自信を失っていきます。

そんな矢先、沖田×華が週2の病院研修がスタート。

「安倍さんにあわなくていい」と気持ちが楽になっていましたが、その病院の409号室でとても孤独にベッドの上の患者を見つめる安倍さんを発見します。

そのベッドの患者はだれなのか?なぜ病院に安倍さんがいるのか?安倍さんの怒りの原因って一体?

ドラマのようなお話というか設定なんですけど、人間味あふれる話になっていますねぇ。

人から信頼を得るって難しいですよね。でも、もしかしたら、年とか性別とかではなくてちょっとした行動だったりするかもしれないですね。

透明なゆりかごまとめ

学校の図書館において欲しいレベルですね。マンガということで一気に読めるという点と中絶や出産に対して客観的な視点で見てもらえるようになってほしいから置いて欲しいです。

産婦人科医院でのドラマを短編マンガで体験できます!